クライアント案件で、PowerPointを使ってKindle書籍用の表紙画像とYouTubeのサムネイル&チャンネルアート画像を作りました。
YouTubeとKindleには、どちらも画像のサイズ、容量、保存形式などに決まりがあります。そしてパワポでの制作では、まずピクセル(px)をセンチ(cm)に計算し直す必要があったりと少し手間が発生するので、もしパワポでYouTubeのサムネイル画像やKindle用の表紙画像を作ろうとしておられる方がいたらこちらの情報を参考にしてみてください。
目次
YouTubeのサムネイル&チャンネルアート画像の作り方
YouTubeチャンネルを作るときに、必要な画像は2種類あります。一つはチャンネルの一番上に表示されるヘッダー部分「チャンネルアート」画像と、コンテンツのアイキャッチにあたる「サムネイル」画像です。一般的に大事とされているのはサムネイル画像。これで再生回数が決まると言っても過言ではなさそうです。
サムネイル画像のサイズ、保存形式について
公式で推奨されている画像のサイズは「1920×1080px」。cmに変換すると「67.73cm × 38.1cm」です。
ファイルの容量は2MBまでの制限あり。サイズが合っていないと両端部分に黒い余白が出来るみたいなので気をつけましょう(再生回数が格段に減るらしい)。サムネイル画像は、関連動画として拾われることも多い重要な部分。とにかく目立つ、パンチがあるバナーのような感覚で作ることが良いかと思います。
- サイズ:1920×1080px(67.73cm × 38.1cm)
- 容量:2MBまで
- ファイル形式:JPEG/GIF/PNG/BMP(GIFアニメ非対応)
参考サイト:Youtubeのチャンネルアートの作り方!(delay mania)
チャンネルアート画像のサイズ、保存形式について
推奨されている画像のサイズは「2560×1440px」。cmに変換すると「90.31×50.8cm」です。ただし、これはテレビ表示用の最大サイズであり、デバイス(PC、タブレット、スマホ)によって表示される部分が変わるらしいです。全てのデバイスで表示される部分は中心部分から1546×423px(54.54cm × 14.92cm)の範囲だけらしいので、なるべく中心に情報が集まるようなデザインが向いていそうです。
- サイズ:2560×1440px(90.31×50.8cm)
- 容量:6MBまで
Kindle表紙画像の作り方
電子書籍では立ち読みが出来ないため、表紙からの情報は重要です。電子書籍を購入するユーザーは男性が多いらしいので、華やかなビジュアルを作るよりも心にささる文章とレイアウトが決め手となりそうです。
Kindleの表紙画像サイズと保存形式
Kindleの公式で推奨されているサイズは「2560×1600px」、cmに変換すると「90.31×56.44cm」です。対応サイズは1000×625px(35.28×22.05cm)〜 10,000×10,000px(352.78×352.78cm)の間となっているので、きっちりとした決まりはありません。
実際の販売ページで確認するとわかりやすいですが、一覧で表示されるサムネイル画像はとても小さいです。拡大ボタンを押させる手間はなるべく省いた方がいいので、キャッチコピーやタイトルの大きさは大事。一覧でズラッと並んだ時の文字のインパクトがデザインの鍵ですかね。
- サイズ:2560×1600px(90.31×56.44cm)※推奨サイズ
- 容量:50MBまで
- ファイル形式:JPEG/TIFF
参考サイト:Kindlel公式サイト
ピクセル(px)をセンチ(cm)に変換できるサイト
こちらのオンラインの変換サイトを使用すれば、自動でpxをcmに変換してくれます。解像度はWeb画面の推奨である72dpiで設定すればOK。Web画面では72dpi以上で作ったとしても綺麗になることはないのですが、サイズが足りない場合は引き伸ばされて解像度もが落ちるので注意が必要です。解像度(dpi)よりも、縦横サイズを守ることが重要となります。
解像度とサイズの関係についてはこちらで解説しています。
パワーポイントでもうまく操作すれば良いデザインが作れますが、もう少しクオリティの高いデザインを作りたいのであればPhotoshopやIllustratorのようなフリーソフトを使うのもオススメです。グラフィック制作用のフリーソフトに関してはこちらで詳しく紹介しているので、もし興味があればぜひ!