元同僚からのご依頼で、日常会話でよく使うLINEスタンプを作りました。LINEスタンプの画像作成から登録、審査、販売までの流れをまとめていますのでLINEスタンプを作りたい方はご覧ください。
目次
LINEスタンプ用の画像を用意する
まず、LINEスタンプの種類について簡単に説明します。公式の説明はLINE CREATORS MAGAZINEから確認できます。
スタンプの販売数は8個〜登録が可能
最小で8個作れば販売が可能です。次に16個、24個、32個、最大で40個まで登録ができます。アニメーションは8個、16個、24個で登録できます。
アップロード形式はPNGのみ
手持ちのソフトでPNGに変換できない場合は、便利なコンバーター(PEKO・STEP)もあります。JPEGのデータの背景を削除し、透過にしてくれるPNG変換サイトです。これで問題なくクリアできるかと思います。
サイズは「メイン」「スタンプ」「トークルームタブ」の3種類が必須
登録には3種類のサイズが必要です。スタンプ画像は販売数だけ用意すればいいですが、そのほかに「メイン画像」と「トークルームタブ画像」を1種類ずつ用意する必要があります。とはいっても、スタンプ画像の中から選べばいいので何も心配はいりません。サイズ変換が少し面倒なだけです。
メイン画像とは、販売画面で表示される画像です。必要なサイズは「よこ240px × たて240px」の1種類。これがメインで表示されるので、一番可愛いものを選びましょう。
スタンプ画像はご存知の通りトークで使用するスタンプです。必要なサイズは「よこ370px × たて320px」ですが、この中に収まっていればOKという感じです。あまりに小さすぎるとトーク画面で見えなくなるので注意が必要です。こちらは販売個数分だけ作ります。
次に、トークルームタブ画像というのは、トーク画面でスタンプを選ぶときに表示されているサムネイルのことです。必要なサイズは「よこ96px × たて74px」とかなり小さいので、あまり細かくないデザインを選ぶと良いです。自分のスマホでチェックしてみましょう。
カラーはCMYKではなくRGBで作ること。CMYKだと恐ろしく原色になってしまいますので。
ちなみに今はイラストだけじゃなく、画像でも登録が可能です。自分のお子さんやペットの画像を使って加工したものでもスタンプを作れるので、家族や身内で使う用のスタンプとして自分で登録する人も多いのではないでしょうか。画像の加工アプリなら色々あるので、まずはここからチャレンジしてみてください!
LINE CREATORS MARKETに登録する
画像が用意できたらLINEクリエイターズマーケットへアクセスし、TOPページの「登録はこちら」よりクリエイター登録をします。初期の設定はこちらのサイトが丁寧に解説してくれています。→ LINEスタンプ登録の手順
登録が終わったらマイページにログインしましょう。おそらくこんなページになっているはずです。
私はすでにスタンプを登録しているので、スタンプの販売画面が2つ出ていますが、初めての人は真っ白のはずです。スタンプを登録するには左上の「新規登録」をクリックし、次の画面で「スタンプ」を選択すると、こんな画面が出てきます。
LINEは基本的に「英語圏」用の設定が必要です。英語でタイトルと説明文を登録し、「日本語圏」で販売するために「言語を追加」のところで「Japanese」を追加する必要があります。
なので、先に「Japanede」を追加しておいて、タイトルと説明文を記入し、Englishのところは翻訳サイトで翻訳したものをコピペしてしまってもいいと思います。
あとのカテゴリに関してはインフォメーションが付いているので、特に迷うことなく設定できると思います。ちなみにコピーライトというのは著作権のことなので、名前を入れておけば大丈夫です。全て記入が終われば最後に「保存」を押し、設定が完了です。
スタンプをアップロードして販売を開始する
「アイテム管理」からメイン画像やスタンプ画像を登録することができます。ひとつずつアップロードしてもいいですが、めんどくさい場合は全てzipファイルに入れてアプロードしてしまいましょう。zipで一気にアップロードする場合、ファイル名を下記のように書き換えなければエラーが吐かれるのでご注意を。
- メイン画像:main.png
- スタンプ画像:01.png〜40.pngまでの連番(8個なら”01.png〜08.png”となる)
- トークルームタブ画像:tab.png
これで、登録が完了です。
これでOKなら右上の「リクエスト」を押し、審査に入ってもらいます。私の場合、最初の審査には1週間ほどかかりましたが、2度目は3日ほどで通りました。流れはこんな感じです。
- 審査が始まるとLINE Creatore Marketから「スタンプの審査リクエストをしました」とLINEが来て、
- 審査が通ると「スタンプの審査が完了し、承認されました」とLINEが来て、
- 販売が開始されると「スタンプの販売を開始しました」とLINEが来る。
これでスタンプを検索すると、自分のスタンプが販売されています。やったー!
注意点:自分のスタンプは自分で買わないと使えない
自分で作ったスタンプでも、自分でお金を払って購入しなければ使うことはできません。ちなみに売り上げ額が全て自分の取り分になるわけではなく、「販売金額ー30%-35%=35%」という計算式になっており、35%が手取りになります(LINEの販売マージンが65%)。120円で販売したLINEスタンプなら、1個につき31円〜42円が手取り金額です。(LINEアプリのスタンプショップからの購入だと31円、LINEストアからの購入だと42円)
さらに、1000円分稼がないと自分の口座へ送金ができないので、受け取るのは何年後かの利子程度になります。
さらにさらに、LINEpayに換金するなら送金手数料は0円ですが、現金の場合は540円もかかってしまいます。これを見てしまった方は、LINEスタンプで稼ごうなんて思わず、趣味程度で使うことをおすすめします。
YouTube画像とKindle表紙の作り方の記事も書いてます。