Googleアナリティクスとサーチコンソールに登録しました。両方とも無料で使えるGoogleの解析ツールです。そろそろ記事数も30を超えてきたので、Webマーケティングのためのアクセス解析をする必要が出てきました。
目次
Googleアナリティクスは訪問した後の行動を解析する
アナリティクスは訪問者が自分のWebサイトに入ってからの行動を見ることができます。具体的には、下記のような行動が確認できます。
- ユーザー数(訪問者の人数)
- 新規ユーザー数(新しく訪れた人数)
- アクティブユーザー数(特定期間内に1回以上訪れた人数)
- セッション数(訪問〜離脱までの回数 ※30分に1回でカウント)
- ページビュー数(閲覧されたページの回数)
- ページセッション数(訪問者が閲覧したページ数の平均 ※2~4が理想)
- 平均セッション時間(訪問者の滞在時間 ※2ページ以上の閲覧でカウントスタート)
- 直帰率(最初の1ページだけ見て離脱した比率)
上記以外にも、ユーザーの使っているデバイスの割合、国、地域、男女比、年齢層、人気ページなど、ほとんどの情報が網羅されています。(個人を特定するものはありませんのでご安心を。IPアドレスは確認できますが、、、)IPアドレスとはこういうものです→IPアドレスと確認方法
Googleサーチコンソールは訪問するまでの行動を解析する
サーチコンソールは、アナリティクスで解析が始まる前の段階、つまり訪問者がどのようにして自分のWebサイトに訪れたのかを解析してくれます。具体的にはこんなこと。
- どんなキーワードで自分のページが検索画面に表示されたのか
- その順位はどのあたりなのか
- 表示閲覧後、自分のページがクリックされたのは何回なのか
- どの国にあるどのデバイスで検索されたのか
- 人気のあるページはどれなのか
ページごとにアナリティクスのような解析が見れて、なおかつ検索キーワードも見れる。自分の狙ったキーワードで検索されているのかを調べるのにちょうどいいです。キーワードが分かれば、GoogleやYahooで実際に検索してみてください。同じキーワードで上位を狙うなら、一番上に来ているサイトを見て、何が足りないのかを分析することもできます。
後々のデータ分析のため、Webサイトを始めた時点で両方登録しておくことをお勧めします。
Googleアナリティクスに登録する
アナリティクスはこちらの公式ページから簡単に登録ができます。Googleアカウントがない人は、あらかじめ作っておくとスムーズです。チュートリアル通りアナリティクスに登録し、そこで手に入るトラッキングコードというタグを手に入れましょう。トラッキングコードをコピーし、自分のサイトの<head></head>内にペーストして設置するだけで終了です。
つまづいてしまった方はこちらの記事を参考にするとうまくいくはず。
【今さら聞けない】Googleアナリティクスとは?導入手順から使い方まで5分で理解!
最初に設定しないと絶対損するGoogleAnalytics 5つの必須設定&解説 2015
トラッキングコードの確認とブログやサイトへのコードの設置
アナリティクスの設定が終わり、余裕があれば続いてサーチコンソールの登録へ。
Googleサーチコンソールに登録する
実は私、サーチコンソールの登録でつまづきました。何につまづいたかと言うと、サーチコンソールへの登録方法の選択です。サーバーがロリポップの方は注意してくださいね。
「プロパティ選択」のところで選べる「ドメイン」と「URL プレフィックス」という2種類の登録方法。私は最初「ドメイン」を選び、色々と設定していたのですが、ロリポップ(&ムームードメイン)での設定がややこしいのか、うまく行かず。。やむなく「URLプレフィックス」で登録しました。
別にどちらでも問題はないのですが、「ドメイン」の方が何かと便利そうだったので。
補足情報:登録方法「ドメイン」と「URLプレフィックス」の違い
「ドメイン」は全部のURLに分散しているユーザーの正確な合計が取ることができます。例えば、「http」「https」「wwwあり/なし」といったURLが存在し、一つのURLに統一できていないサイトに有効ですが、登録の確認方法が「DNSレコード」という場所をいじる必要があるので、ロリポップでは少しハードルが高くなります。エックスサーバーでは結構簡単にできるようなので、初心者の場合、ロリポップユーザーには設定がちょっと難しい、ということになります。
一方「URLプレフィックス」の場合はhttps://から始まる一つのURLだけで設定する方法です。とても簡単で、登録は一瞬で終わります。
URLプレフィックスでの登録方法
URLを入力し、続行ボタンを押し、次に出てくるhtmlファイルのダウンロードを完了し、そのファイルをFTPサーバーにアップロードするだけです。そして確認を押すと、サーチコンソールが利用できるようになります。
※「URLプレフィックス」のやり方の参考になるサイトはこちら。
【初心者向け】Googleサーチコンソールとは?登録方法&使い方を画像で解説【2019年最新版】- サチコツール
ちなみにサーチコンソールで自分のサイトがクロールされていないのでは?と思う方は、サイトマップの送信がまだなのかも。自分のサイトが更新されたよ!という情報を、Google側に教える必要があります。(サイトマップを送信する)
Google Search Consoleにサイトマップを送信する
アナリティクスとサーチコンソールを連携させる
連携させることで、アナリティクスの画面でサーチコンソールの解析が見れるようになります。訪問前と訪問後のユーザー行動をアナリティクスで一括解析できるようになるんですね。連携方法についてはこちらの記事を参考にしてみてください。Google AnalyticsとSearch Consoleを連携させる
Google Analyticsの使い方
アナリティクスの登録が済んだら、解析画面をみてみましょう。初心者が見るべき場所と内容はこちら。
ユーザーサマリーでユーザー数とPV数を確認する
ホーム画面の一番上にあるグラフは「ユーザーサマリー」です。詳しく見るために、ユーザーサマリーページに移動してみましょう。ユーザーの特性が色々と確認できます。期間を指定すれば、PV数やユーザー数の月間、週間、日別などの数値を見ることができます。平日多いな、とか、休日多いな、とか、色々特徴が見えてきます。
アクセス数が多いシステムやデバイスを知る
「システム」「モバイル」の項目では、自分のサイトに訪れているデバイスや検索ブラウザが確認できます。サイトを作る側としては、どのブラウザに合わせればいいのか、どのデバイスファーストにすればいいのかという項目は大事です。スマホが多いならスマホファーストの画面構成にしたり、スピードを上げる必要がありますし、PCが多いならゆったりとした画面構成の方が見やすなります。また、Googleを使っている人が半数以上ならGoogleファーストにしてしまい、safariで不具合が起きたとしても「ごめん」と言って新しいシステムを採用してもいいかもしれませんね。
集客でアクセスのきっかけを知る
集客の概要項目では、訪問者が「検索して来た」のか、「SNSから来た」のか、「別のサイトから流れて来た」のかがわかるようになっています。カスタマージャーニーマップです。どういう経路で集客を獲得するか、ということが重要なので、SNS流入を狙っているならSNSから流れてくればOK。オーガニック検索が一番強いらしいので、やっぱりオーガニックを狙っていきましょう。
(officehojoのfreespaceはオーガニックが96%)
- Organic Search:検索エンジンからの自然検索
- Direct:不明(ブックマークや直URLが予想される)
- Referral:リンク先のサイトから訪れる
- Social:SNSから訪れる
検索されているキーワードを知る
サーチコンソールを連携させている場合、集客の項目に「Search Console」という表示があるはずです。このなかの「検索クエリ」という場所。自分のサイトで一番多い検索キーワードを確認できます。ページごとのアクセス解析やキーワード検索が見たい場合は「Search Console」の「ランディングページ」から確認できます。
- 表示回数…Googleの検索結果に表示された回数
- クリック数…検索後、クリックされた回数(訪問数)
- CTR…クリック率。高ければ検索後のクリック行動が多い。
アナリティクス解析から自分のIPアドレスを除外する方法
まだ訪問数が少ないうちに、妙にPV数が上がっていることがあります。それは、自分自身によるアクセスの可能性が高いので、先に除外しておきましょう。アナリティクスの下の方にある「管理画面」から設定に入れます。
- 一番右側「ビュー」項目の「フィルタ」をクリック
- フィルタの追加をクリック
- 新しいフィルタを作成にチェックし、フィルタ名をつける
- フィルタの種類を「除外」にし、隣の項目で「IPアドレスからのトラフィック」を選択。式を「等しい」に設定
- 自分のIPアドレスをペースト(IPアドレスはこちらのサイトで調べることができます)
- 保存で完了
うまくいかない場合はIPアドレスが間違えているのかもしれません。IPv6で設定すると間違いないですが、そもそも自分の使っているWifiがIPv6なのかも調べた方がいいです。IPアドレスがよくわからないと言う方には、ちょっと説明が長くなりますのでこちらで解説しています→ IPアドレスと確認方法