Illustrator(イラストレーター)が重い理由と解決策【イラレのフリーズ対策】

2019-04-17
IllustratorとPhotoshop

Adobe Illustrator(イラストレーター)がCC版になってからデータが重い。。何か不具合が起きているのか確認するため白紙で保存してみると、なんと白紙の状態でも1.2MB!?「何もデータが入ってないはずなのになぜ…?」ちょっと気になったので、Adobeサポートに問い合わせてみることにしました。

目次

Illustrator(イラストレーター)はCCから標準で重い(そもそも重い)

Adobeソフトはアップデートによるバクが多いので、今回も何かしらのトラブルに遭遇しているのかもしれないとチャットサポートへ問い合わせてみると「IllustratorはCC(Creative Cloud)になってから標準で重くなっています」との回答が。バグや不具合、データの中身、保存オプションなどの問題ではなく、Illustratorの機能が増えることにより、ファイル自体も重くなっているらしいのです。

確かに、最近のイラレにはチュートリアルも搭載されているし、ウィンドウパネルの種類も増えている。機能面の進化を考えると納得です。

標準仕様で重いのならば仕方がないと納得はしたものの、以前のような軽さやスピードを手に入れるにはPC側の性能を上げるか、クラウドを活用するしか方法はないようです。スペック維持に費用がかかってしまうのは今後の課題ですね。

補足:Adobeのチャットサポートは便利で早かった!
今回、初めてAdobeチャットの問い合わせを利用したのですが、質問を送ってから回答までが結構早い!5分以内、いやもっと早かったかも。電話での待ち時間に比べれば断然チャットの方が便利。Adobeには各ソフト専用の質問フォーラムもあるんですが、スレッド数が膨大すぎて特定するのも大変。検索しても出てこない疑問はチャットでの質問がオススメです!→ Adobeヘルプセンター
(※チャットルームはデスクトップPC画面右下の吹き出しマークから入れます)

Illustrator(イラストレーター)がメモリ不足でフリーズする

今やチュートリアルまで搭載されているIllustratorCCシリーズ。機能が充実すればするほどPCのメモリは食いつぶされます。もし頻繁にフリーズを繰り返すようなら、PCのメモリ不足なのかもしれません。必要なメモリについてはAdobeの公式ページに載っていますので、自分のPCスペックと比較してみましょう。

Illustratorの必要システム構成

今後のAdobeのアップデートを考えると、PC側のスペックは多く見積もった方がよさそうです。定期的にPCを最新版に買い換えるか、メモリを増設して使うか、クラウドへ保存するか、この3つの対策が必要ですね。PCを選ぶ際、内蔵されているハードディスクの種類をSSDにした方が圧倒的に有利です。HDDやフュージョンより、絶対にSSD。(AdobeもSSDを推奨してます)

Illustrator(イラストレーター)のメモリとCPUを確認する(Mac)

実際にIllustratorがどのくらいのメモリを食っているのか、気になりますよね。Macユーザーの場合なら「アクティビティモニタ」で確認ができます(場所:メニューバー 移動 > ユーティリティ > アクティビティモニタ)。

アクティビティモニタでは、PCに入っているアプリが使っているCPUやメモリの数値を一覧で見ることができます。リストの中で上位に来ているアプリが一番重いということですね。アプリがフリーズしたときは「応答なし」と赤いメッセージが出ます。Adobe製品は常にトップに来ているので、それだけメモリを使うということですね。

Illustrator(イラストレーター)のメモリ不足を解消する(仮想記憶ディスク)

イラストレーターの処理速度はPCの空き容量に依存します。空き容量が不足すると、タイムラグが頻繁に起こります。PCのメモリを簡易的に増やすなら、外付けHDDやSSDを利用するのが一番手軽で簡単なので、PCの性能が良くない場合はぜひ検討してみてください。これだけで解決することもあります。

やり方は簡単。まず、足りない容量以上の外付けHDD or SSDを用意し、PCにセット。イラストレーターの環境設定から「プラグイン・仮想記憶ディスク」に移動し、仮想ディスク項目の「ディスク1」で外付けハードディスクを選択すればOK(ディスク2でも大丈夫)。すると、外付けハードのメモリを使って処理してくれるようになります。

イラレは仮想メモリを使って処理速度を保っているので、仮想メモリを増やすのは結構重要なんですね。

外付けHDD or SSDの容量は、イラレの推奨容量である16GB以上なら大丈夫かと思います。容量が多い分には困らないので、データのバックアップと兼ねて1TBくらいをセットしておいてもいいと思います。私は「SanDisk」という人気のポータブルSSDの1TBを使ってますが、かなり爆速で快適です!防水&耐衝撃なので、そのまま持ち運び用としても使えることもポイント。ゴム製で滑らないし、USB変換ジャック付きだし、接続部分もきちっとハマる。やっぱSSDは速いので、一つあれば重宝しますよね。

Illustrator(イラストレーター)が重くなる原因【画像、効果、グラデーション、フォント】

メモリの容量は問題ないのに動きが遅い。途中でフリーズし、強制終了してしまう。そんなときはデータの中身を見直してみましょう。データが重くなる原因の多くは画像関連ですが、画像以外にもデータが重くなる原因はいくつか考えられます。

  • テキストデータの文字数が極端に多い
  • オブジェクトのパスの数が多い(→パスの単純化、パスファインダーの合体で回避)
  • グラデーションの数が多い(フリーグラデーションやグラデーションメッシュ)
  • ぼかしやエフェクトなど、効果をたくさん使っている
  • フリーフォントによるバグ(→フォントブックで管理)
  • Adobe製品側のバグ(→アップデートで回避)

ひとつづつ見直していきましょう。

Illustrator(イラストレーター)のデータが重い原因1「画像」

イラレのデータが重くなる原因のトップは「画像の容量が重い(解像度やサイズが大きい)」「画像の数が多い」ことです。両方がかけ合わさると、ギガ超えの超重ファイルになることもあります。

画像の最適容量は、作るものや保存形式によって変化するので一概には言えませんが、感覚的にはKB(キロバイト)は軽い、MB(メガバイト)は最適、GB(ギガバイト)は重い、くらいにざっくり覚えておけばOKです。

例えば、JPEG形式の画像なら圧縮が効いているので、1MB〜20MBくらいの間がちょうどいい。Photoshopで編集したPSD形式やEPS形式の画像なら圧縮が効かないので、JPEG画像の10倍近く重くなるのが通常です。ただし、JPEGは保存のたびに画像が劣化するので要注意。きれいな画像データを保持したいならPSD形式で保存しておかないといけないので、容量を下げるならリサイズした方が安全です。

印刷に使う画像の適正サイズを知る

解像度やサイズの適正がわからないと、必要以上に綺麗な画像をたくさん使ってしまい、結果データが重くなってしまいます。印刷に適切な解像度やサイズを知っておくことで、必要以上に重くなる状況を防ぎましょう。サイズが2倍違うだけでも、かなりの縮小につながります。(下の記事で詳しく解説してます)

【印刷の解像度について】A4は350dpi、A1は250dpi、看板は180dpi【画像サイズと解像度の関係】 – freespace

印刷では、紙のサイズに合わせて画像の解像度を設定することが大事。例えばA4サイズ…
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画像の差し替え術を使えば格段にスピードアップ!

画像を縮小して保存してしまうと、あとで大きく戻すことは不可能。もし「やっぱり大きな画像を使いたい」と修正が来たら大変です。そこで、最初に画像サイズを大(L)・中(M)・小(S)と用意しておき、いつでも差し替えられるように準備しておくと便利です。面倒ならLとSだけでもOK。

特に仕事の現場では、この方法は常にしておいた方がいいです。画像の差し替えや修正は当たり前のように出てくるので、なるべく下準備はしておきます。レイアウトが変わるだけで画像サイズは変わりますからね。

さらに軽くするために、私が使うのは「リンク配置」。画像をリンク配置にしておけば、JPEGデータで仮配置していた画像のリンクを変更するだけで、入稿のときにPSD画像に一瞬で差し替えできます。さらに、Photoshopでの修正反映がリアルタイムで更新されるのもポイント。

【補足】作業段階ではJPEG画像を仮配置し、入稿の時にPSD画像にリンクを差し替える方法なら、普段は軽いJPEGデータで作業を進めることができます。サイズが大きい画像を使う場合によくやるスイッチング方法です。

あれ?イラレデータの画像って埋め込みじゃないの?と思った方もいるかもしれません。実際には「埋め込み」と「リンク配置」の2種類がありますが、印刷会社が推奨している方法は「埋め込み」です。理由は、リンク画像の入れ忘れなどによる入稿トラブルが少ないから。

でも、実際には「リンク配置」でも入稿は可能です。むしろ、私はずっとリンク配置入稿です。画像をデータに埋め込むと、極端にデータが重くなるからです。

Illustrator(イラストレーター)データを軽くする:画像のリンク配置

データを軽くしたいなら、画像の埋め込みはせず、リンク配置で作業をしてみましょう。もし入稿先で埋め込み指定されている場合は、最後にまとめて埋め込みボタンを押せばいいだけなので、作業中はなるべくリンク配置にすることをお勧めします。

リンク配置とは、画像をリンクで仮貼りしている状態なので、作業中はサクサク動くようになります。Photoshopでの画像編集や更新もリアルタイムで反映されるし、たくさん画像を配置してもフリーズやクラッシュは避けられます。画像を埋め込みにすると「重い、遅い、置き換えが面倒」の3拍子が揃うので、効率的にはあまりよくないです。

Illustrator(イラストレーター)の画像をリンク配置する方法

リンク配置はメニュー「ファイル > 配置」から出来ます。画像をイラレデータのアートボードに直接ドラッグ&ドロップしてもリンク配置は可能です。画像がリンク配置されているかどうかチェックしたい場合は、画像を選択した時に出てくるXラインに注目。

埋め込みされている場合は外枠しか選択されないのに対し、リンク配置されている場合は仮置きのXラインが入るので、これで判断ができます。

画像をリンク配置するときの注意点

リンク配置の注意点は、画像のリンク切れです。配置している画像を別のフォルダに移動したり、ファイル名を変えてしまうと、リンクが切れて表示されなくなります。作業中は画像を別のフォルダに動かしたり名前を変えたりしないよう注意しましょう。画像を一つのフォルダに集めたい場合は「パッケージ」機能を使って画像を収集できるので、入稿のときに一気にやっちゃえば問題なし。

画像が自動で埋め込まれるときは「CapsLock」をチェック

MacのキーボードにあるCapsLock(左下にある大文字を固定するボタン)を押したままドラッグ&ドロップで画像を配置すると、自動的に埋め込みになるので要注意です。意外と知らない人が多いのでトラブルシューティングとして報告しておきます。緑のライトが点灯していたらCapsLockが有効になっています。
CapsLockがかかっていないのにドラッグ&ドロップで埋め込まれる場合はファイルのバグです。新規ファイルを開き、そちらにデータをコピペして移しましょう。

Macで画像を検索できるSpotlightツール(画像を探す方法)

リンク配置した画像がどこにいったかわからなくなった場合は、MacのSpotlight検索ツール(画面右上の虫眼鏡マーク)を使うと便利です。ショートカットなら「command + space」で開きます。ここに探したいデータ名(フォルダ名)を入力し、出てきたデータをダブルクリックすると開く事ができます。また、どこのフォルダにあるのか確認したい場合は、検索後のデータ名を選択した状態でcommandキーを押すと、下から格納場所のサイトマップが出ます。さらに、commandキーを押した状態でダブルクリックすれば、フォルダへ連れてってくれます。

EPS画像を軽くする方法(低解像度プレビュー)

先ほど、JPEGデータは保存のたびに画像が劣化すると言いました。これを防ぐには、編集後にPSDやEPS形式に変換しておくことです。EPSは印刷で推奨されている画像保存形式ですが、今はPSD形式でもどちらでも大丈夫。EPS画像を使ってデータを作るときには「低解像度プレビュー」を使って軽くすることができます。

イラレデータにEPS画像を配置する前に、メニュー「Illustrator > 環境設定 > ファイルの管理 > ファイル」のところで「リンクされたEPSに低解像度の表示画像を使用」にチェックを入れておきます。この状態でEPS画像をリンク配置すると、プレビューが低解像度の画像に変わり、作業中は軽くなります。画面上では荒い画像になってますが、保存したデータや印刷物は綺麗なままなのでご安心を。

本来の解像度を確認する場合、PDF保存でプレビュー or プリンターで出力する方法でチェックできます。EPSデータを使う場合は校正をおすすめします。

Illustrator(イラストレーター)データを軽くする:保存形式

イラレデータを保存する時、保存形式をカスタムすることで容量を軽くできます。例えば外部へ確認用のデータをメールで送る際、データの容量は10MB以内にして送るのがマナー(できれば5MB以内)。データが添付されているメールは、相手側のPCの容量を圧迫しますので、なるべく小さなファイルにして送る気遣いを。

また、企業によってはセキュリティの設定上、1MB〜3MBを超えるとスパムフィルターに引っかかって送れない場合もありますので、10MBを超えるデータはなるべくオンラインのデータ転送サービスを利用しましょう。私はいつもギガファイル便を利用します。保存日数も長いし、大容量も転送できるので使い勝手は良いです。

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Illustrator(.ai)形式での保存設定

.ai形式でデータを保存するときは、オプション画面で「PDF互換ファイルを作成」と「ICCプロファイルを埋め込む」のチェックを外すと結構軽くなります。

「PDF互換ファイルを作成」とは、データのプレビュー(データ名をクリックすると表示されるプレビュー画像)が表示されるプログラムです。データの可視化ができるので管理しやすいというメリットはありますが、リンク配置している画像の容量が乗っかることになるので、チェックが入っていると画像を埋め込みしたときの容量とほぼ同等になってしまいます。

PDF形式での保存:高解像度が必要な場合

「Adobe PDFプリセット」を「高品質印刷」に変更し、下のオプションで「Illustratorの編集機能を保持」のチェックを外します。これはデータを一枚の画像に変換し、容量を軽くする方法です。

「Illustratorの編集機能を保持」にチェックが入っているPDFはイラレで開いて編集することが可能ですが、このチェックを外す事でイラレでの再編集が出来なくなります。印刷用のPDFデータはこれで保存すると綺麗で軽いデータに仕上がります。また、データの流用防止のため、確認用のPDFはこの設定にしておくとセキュリティ上便利です。

PDF形式での保存:低解像度でいい場合

「Adobe PDFプリセット」を「最小ファイルサイズ」に変更します。画像がだいぶ荒くなるので、文字校正や内容のチェックなど、画像の品質が重要でない場合はこの保存方法にすると抜群に軽いです。

PDF形式での保存:カスタム設定

ベースとして「Adobe PDFプリセット」を「高品質印刷」に変更し、左側の項目で「圧縮」を選択します。ここでは画像の圧縮レベルが選べます。

PDFプリセット

カラー画像の項目で、ダウンサンプル(バイキュービック法)の設定を変更します。データの確認だけなら「72ppi」に変更すればOKです。「次の解像度を超える場合」を72ppiに設定すると、全ての配置画像が72ppiまで下がるので簡単。ただし、印刷用の入稿データは350ppiが推奨なので、あくまで確認用として利用しましょう。

圧縮は自動(JPEG)を選んでおきます。JPEG2000はプレビューできないので注意。画質は「最低」が一番低いですが、保存してみてザラついてるなと思えば「低」「中」「高」「最高」と増やしていくとといいですよ。

データをクラウドドキュメントで保存する

いっそ、データをローカルPCに保存せず、クラウド上で作業をする方法もあります。Adobe CCを使っているならクラウドストレージが100GB使えるはずなので、そこに保存すればPCを圧迫することもありません。

データの保存時に「クラウドドキュメントに保存する」を選べば、自分のAdobeアカウント内のクラウドストレージ(作品タブ)に保存され、デスクトップPCからでもノートPCからでもアクセスできます。自動バックアップ機能もあるし、保存処理も格段に早い。現代の軽量化はこの方法がベストかもしれませんね。

ただ、リンク配置されている画像は保存対象ではないので、パッケージで集めるか埋め込むかしないとドキュメント保存ができません。

データはなるべくクラウドとローカル両方に保存しておく方が安全なので、クラウドドキュメントで作業が終われば、ローカルにも保存しておきましょう。

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Illustrator(イラストレーター)のデータが重い原因2「フォント」

フォントを大量にインストールしてる場合もイラストレーターが重くなる要因になります。特に日本語フォントをたくさん入れている場合は要注意。和文フォントは文字の登録数が数が多く、一種類増やすだけでもかなりの容量を圧迫します。

フリーフォントにも気をつけて。つい余分に入れてしまいがちですが、中にはジャンクと呼ばれるバグフォントが混ざっていることもあります。バグフォントを使うと、データを保存するときに強制終了されたり、テキストを入れている最中にフリーズしてシャットダウンしてしまう事があります。

バグフォントのエラーは回避できないので、見つけたら使用を停止するか、フォントにアウトラインをかけてオブジェクト化してしまうか、どっちかで対処します。

フォントの停止は「Font Book」からできます。使ってないフォントを使用停止にし、なるべく無駄な処理を省いておきましょう。特に和文積極的に管理し、要ないものは消すこと。これは鉄則です。

Font Bookを使ったフォント管理術【要らないフォントの使用停止】

「Font Book」はPCに入っている全てのフォントを管理できるMac標準アプリです(場所:アプリケーション > Font Book)。

もともとPCに入っているフォントは「コンピューター」カテゴリ、後から入れたフォントは「ユーザ」カテゴリに入っています。

この「コンピューター」カテゴリのフォントにはシステムフォントと呼ばれるPC用フォントも入っているので、なるべく触らない方がいいです。間違えて消したりすると、PCそのもののバグに繋がりかねないのでそっとしておきましょう。

触ってもいいのは、後から追加した「ユーザ」カテゴリのフォント。使わないフォントを選択し、上にある☑︎ボタンをクリックしてチェックを外します。すると「使用停止にしますか?」と聞かれるので、使用停止を選択すればOK。これでフリーフォントによるメモリの圧迫が軽減されます。

Font Bookでは「コレクション」というカテゴリ分けをする事ができます。種類別に分けたり、プロジェクトごとに分けたりして管理ができます。

Illustrator(イラストレーター)最新版へのアップデートも大事!

メモリ不足さえ解決できれば、イラレのバージョンを最新版にアップデートするだけで動作が改善することがあります。Adobe製品は「シームレスな連携」へのパフォーマンス改善が多いです。今の最新版はCC2021ですが、今回もパフォーマンスや連携部分の改善をしていると発表がありました。もしアップデートがまだなら、なるべく最新版に保つようにしてみてください。

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Adobe製品には公表されていない製品バグもたまにあるので、なるべくアップデートはした方がいいです。

【フリーズしたら】強制終了→再起動で直近のデータを自動復元できる

イラレのデータがフリーズしてしまい、動かなくなったら、いっそのこと強制終了してから再起動しましょう。2015年以降のIllustratorは「自動バックアップ」という最強の機能があるので、一番最後に自動保存された場所から復元(再スタート)できます。

自動保存の設定場所は「イラレの環境設定 > ファイル管理・クリップボード」から。

自動バックアップ

ファイル保存オプションのところで、自動保存の間隔も設定できます。「複雑なドキュメントではデータの復元を無効にする」にチェックを入れていると、重すぎるデータは自動保存対象外になります。

また、複数のドキュメントにも非対応っぽいので、最後に開いたドキュメントファイルのみ対象ですかね。私は複数タブで作業をすることが多いので、何回か失敗しています。

Macのタイムマシンのように過去のデータを呼び戻すのではなく、あくまで一時的な(直近のデータのみ)復元機能だということをお忘れなく。手動保存には勝てませんが、クラッシュしたときには便利な機能なので、フリーズを怖がらす、焦らずに。

クラウドドキュメントなら自動保存が5分おきに適応されるので、こっちの方が安全かも。

Illustrator(イラストレーター)以外のアプリを使ってみる【おすすめはGravit Designer(無料ソフト)】

プロ仕様のイラストレーターより、もっと手軽にサクサク使いたい場合には「Gravit Designer」もおすすめです。オンラインで使え、ほぼイラレと呼べるくらいUIも近い無料のグラフィックアプリです。実際に私も使ってみましたが、Inkscapeや他の無料ソフトよりも断然使いやすかったので、興味がある方は一度お試しください。

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Illustrator(イラストレーター)を効率的に使うためのまとめ記事

イラストレーターを効率的に使う方法をまとめました。ショートカットキーの一覧、パスファインダーの使い方など、効率的に作業を進めるコツなども紹介しています。案外見落としがちな部分も紹介していけたらいいなと思ってるので、よければご一読を。

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