無印でも売っている「タイニーハウス」について

2019-07-16
エトセトラ

アイキャッチ画像のタイニーハウス:Architekturmelden.de

事務所兼自宅の引越し先を探していた中で、気になる住まいを発見。その名も「タイニーハウス」。一般的な家屋よりもひと回り小さく、ワンルームを建てるような感覚の小さなお家です。セルフビルドができるキットなども販売されており、100万円〜300万円程度でも建てることができるのが魅力。トイレ、お風呂、寝室と増設していくちょっと変わったスタイルの住まいです。

タイニーハウスとは?

シンプルな生活をする為に建てる小さな家の総称で、固定型と移動型に分けられます。固定型は一般の建築と同じ、基礎工事の上に家を建てる仕組みですが、移動型はキャンピングカーのようにタイヤがついていて、押して移動ができるスタイルです。旅する家とも呼ばれる移動型タイニーハウスは、海外の移動型店舗などで目にする事が多くなりました。高機能なタワーマンションとは対極にある、新しいライフスタイルの提案でもあります。

https://adorable-home.com/houses/the-alpha-innovative-small-house-56637

土地と家を別々に考える

新築住宅といえば、サイディングを使った3F建の住宅が主流だと思います。都会で家を建てようと思うと、最低でも1000万円は必要でしょう。しかし、ほとんどの人は年収300万円以下と言われている中、そんな予算はないので仕方なく家賃生活を続けている人も多いはずです。ローンを組んだとしても30年以上の返済が待っていますので、定年を超えても働くという休まらない日々を送ることになってしまいます。

そこでお勧めしたいのがタイニーハウス。空き家バンクで家を探すより綺麗で楽でお得!いっそ100万円以下で家なしの広い土地を購入し、タイニーハウスを作り、お金に余裕が出てきたら増設するといった考え方でもいいのではないでしょうか。土地だけなら海の近くでも、山の中でも、色んなところに空きがあるはず。

また、タイニーハウスでも少し高い!と思うのであれば、高級テントに住むという選択肢もあります。直島ではパオがホテルになったりもしていますし、今は高級テントを使ったリゾート開発もトレンドです。個人的にはこっちの方がやってみたい。

グランピングテントを自宅にする

グランピング施設やホテルの別荘として今流行の「グランピングテント」。家に限りなく近く、中にベッドや生活用品を置いても十分なスペースが確保でき、なおかつ組み立てと撤去も簡単にでき、移動もできるという優れもの。広いテントなら直径6Mほど(約16坪)のものもあります。ワンルームとして過ごすとすれば、かなり広々とした家も実現できます。

DOME TENT 5m

https://delux7.com/product/details3440.html

施設として使えるグランピング用テントを揃えているGLAMPING Deluxsというサイトでは、こんなドーム型のおしゃれなテントや、リゾート感溢れる別荘のようなテントがあります。高いものは500万円くらいしますが、このドーム型テントのお値段は50万円ちょっと。海の見える郊外の土地を買って、足場となるデッキを組み立てテントをつくれば、そこはもう異世界。

高級テントのいいところは、普通のテントよりも耐久性が高く、きちんと風も通すようなデザインになっていること。また、地震や台風で家が崩れ、重い鉄骨や瓦礫の下敷きになることはまずない。案外こっちの方が安全なんじゃないかと思ったり。

無駄なものを取り入れず、必要なものだけ残し、自然と共存し生活するというスタイルがとてもユニークなタイニーハウス。これから開催される大阪万博の構想図には海岸沿いにグランピング施設も用意されていました。近未来とも、原始回帰とも言える最先端な家の発想だと思います。

https://voloevents.com/services/large-event-geodesic-dome-tent-rentals/

家を建ててしまうと色んな縛りが出てきます。保険もたくさん必要。一方、テントに住むというのはとても自由な感覚があります。夢のような生活も、すぐそこまで来ているのかもしれません。

無印良品のタイニーハウス「無印の小屋」

海外ではすでにムーブメントになっているタイニーハウスですが、日本の企業からも続々と販売が開始されています。代表的なのは無印良品から販売されている「無印の小屋」。シンプルで飾り気のない無印らしい小屋です。価格はおよそ300万円。

https://www.muji.com/jp/mujihut/

隈研吾デザインのタイニーハウス「住箱」

建築家の隈研吾さんが作ったタイニーハウスは「住箱(じゅうばこ)」という移動式の家。外観もオシャレで必要最低限な作りです。コーヒーショップで採用されていたりしますよね。お値段は400万円ほど。

https://www.snowpeak.co.jp/sp/jyubako/

Amazonではセルフビルドのログハウスが69万円で販売されていました。

https://www.amazon.com/Lillevilla-Escape-113-Allwood-Cabin/dp/B00O76AL5W?ref_=bl_dp_s_mw_15996484011

タイニーハウスは基本的に自分で組み立てるキット販売が多いようですが、慣れない人や女性にはちょっと難しいかも。自分で組み立てるのが大変なら、大工さんに頼めば大丈夫です。

BESSというログハウス専門店でもタイニーハウスの販売がされています。自分の好きなパーツ(部屋、お風呂、トイレなど)を組み合わせて増設できるのも面白いですね。

時代は外で暮らすという発想へ

家の中で過ごすのではなく、外の空間も楽しむという住空間の提案。半分家、半分外で暮らすのは人間の本来の姿だと思います。流石に都会の住宅街のど真ん中でやると目立つかもしれませんが、ちょっと郊外のゆったりとした土地に住めば、全然可能な暮らし方。

都会を離れても問題なく暮らせる人はなるべく日本各地へ分散して住んだ方がいいと思い、officehojoも都会から離れ、近郊の島へ移転予定です(岡山県の別荘島、鴻島へ移転しました!)。都会は便利ではありますが、人が密集しすぎて起きる弊害もたくさんあるのではないかと思うこの頃。コロナショックで奔走している東京、大阪を目の当たりにし、やはり離島は安全だなぁと痛感しています。

都会に住む皆さん、郊外へ自由を求め、無駄な消費を減らし、人間らしく暮らしましょう!