激安ペンタブXP-PENを使ってイラスト制作【Illustratorのブラシ&筆圧設定】

2020-02-19
デザイン制作

ずっと使っていたWacomのペンタブ。そろそろ買い替えどきかなと思い、話題の格安ペンタブ「XP-PEN」を買ってみました。なんと5000円程度で買えてしまうという衝撃価格の激安ペンタブ。

正直なところ、本当に使えるのか?と不安でしたが、Amazonのレビューも結構良かったので購入してみることに。

実際に使ってみたところ、筆圧感知も問題ないレベルで結構いい感じです。古いWacomとなんら変わりない。イラストレーターや漫画家のように、複雑なイラストを描くこともないデザイナーの私には「買いアイテム」でした。

Illustrator(イラストレーター)初心者におすすめの格安ペンタブ「XP-PEN」の実力

ペンタブといえば「Wacom」というのがなんとなく業界の定番でしたが、今は各メーカーが発売しているペンタブの性能も上がっており、そこまでWacomにこだわらなくてもいいのかな?という感じになってきています。特にデザイナーなら、とりあえずストロークが綺麗で、筆圧設定が使えるのならそれで十分事足ります。

そこで、私が選んだのが、ネットでも話題に上がっていたXP-PEN(Deco01)。

XP-PENのなにが凄いかって、その価格です。ペンタブって高価なイメージがあったのですが(実際3万円はするよね?)、XP-PENはなんと破格の5,340円!こんな値段でペンタブが買える日が来るなんて思ってもみませんでした。

当然、値段が安いと不安がつきものですが、「手書き風のイラストが描けたらいいな」くらいに考えていた私にとっては、ちょうどいいお試し価格だと思い買ってみることに。今後、アップデートで型落ちすることを考えても、全然コスパはよい。

買って使ってみた結果は、とても満足です。実際に描いている感覚とほぼ同じだし、バグもないし。お勧めできますよ。

ペンタブ(XP-PEN)の筆圧設定(ドライバのインストール)

XP-PENも他のペンタブ同様、Illustratorの筆圧感知システムが使えます。今のペンタブはほとんど使えると言っても過言ではないのではないでしょうか。

Illustratorで筆圧を使うには、XP-PENの公式サイトからドライバをインストールし、ペンタブ側の筆圧レベルを設定をします。

設定画面はこんな感じです。

「ペン設定」画面では、ペンの硬さやストロークの速度、ショートカットボタンの設定が可能です。ペンタブでストロークすると筆圧レベルのバーが黒く反応するので、ライブでペンの硬さやしなり具合をテストしながら設定していきます。

ペンタブの筆圧設定

座標検出モードは「相対」で「早い」にした方が個人的には描きやすいです。

ペンタブを使っている最中は、マウスやキーボードから離れてしまうので、「エクスプレスキー」という設定画面でショートカットボタンの設定を行います。

デフォルトで設定できるのは以下の8つ。

  • ブラシサイズ +(拡大)
  • ブラシサイズ −(縮小)
  • ズームアウト
  • ズームイン
  • 元に戻す
  • ハンド
  • ブラシツール
  • 消しゴムツール

特にこだわりがない場合はそのままでOKですが、ここにないもの(例えばカーソル移動やレイヤー操作など)が欲しい場合には「ユーザー設定リセット」を選択し、次の画面で好きな機能を選ぶことができます。これは各ボタンで設定ができるので、8通りのカスタムが可能。自分の使いやすいように設定していきましょう。

ペンとタブレッド側の設定は以上です。その他、ブラシの細かい筆の太さや角度などはイラレ側で設定&操作します。

Illustrator(イラストレーター)で筆圧の設定する

Illustratorでペンタブ(ブラシ)の筆圧を使うには、ブラシオプションでの筆圧設定が必要です。

ブラシツールを選択した状態で、右側のブラシパネルからブラシオプションを選択します。(メニュー「ウィンドウ > ブラシ > ブラシオプション」。
もしくは、上側のコントロールバーにある筆圧設定プルダウンからも選択可能)

ブラシオプションを選択すると、次に「カリグラフィブラシオプション」という設定画面が現れます。上から「角度」「真円率」「直径」という設定項目があるので、まずは各項目の真ん中にある「固定」という項目を「筆圧」に変更します。
筆圧設定の変化がわかるよう「直径」の大きさと「変位(ストローク幅)」を変えた線を二つ描いてみました。(上の図左側)

上の線が「直径8pt & 変位8pt」、下の線が「直径15pt & 変位15pt」です。当然のように、直径15ptの方が太い線になります。

筆で書いたように幅の変化を楽しみたい場合は、「直径」項目の「変位」の数値を変えてみてください。例えば直径と同じ15ptに設定すれば、1pt〜15ptの間で筆圧を自由に使えるようになるので、ペンタブで強く描くと「太く(15pt)」、軽くなぞるように書けば「細く(1pt)」変化します。

この振れ幅の変化をなるべく抑えたいなら、変位の数値を1ptに近づくように低く設定すればOK。例えばマジックのような雰囲気で描きたいなら「直径15pt & 変位8pt」くらいの設定にし、多少のブレ幅を使ってリアルさを出すこともできます。(下の画像参照)

マジック風に描くためのポイントは、ストローク始めの角度を斜めにつけること。数値なら「角度:-50°、真円率:50%/直径15pt & 変位8pt】という具合に設定します。

同時にブラシライブラリで加工をつければ、鉛筆やチョークで描いたような文字もリアルに作れます。

Illustrator(イラストレーター)のブラシオプションで筆圧が選択できないときはドライバのアップデートを!

イラレのブラシオプションの設定で「筆圧」がグレー文字になって選べないことがあります。そんな時はペンタブ側のドライバが最新かどうかを疑ってみてください。PC側で自動アップデート更新に設定している場合は、この手のトラブルが多いです。必ずバージョンが合っているかどうかをチェックし、インストール後はイラレの再起動を!

Illustrator(イラストレーター)のブラシで鉛筆風やチョーク風のイラストを作る

Illustratorにあるブラシツールを使えば、鉛筆やチョーク(木炭)で書いたような文字やイラストを簡単に作ることができます。ブラシライブラリには毛筆や水彩など、豊富な種類のエフェクトがあるので是非試してみてくださいね。ブラシライブラリで使える加工一覧まとめは下記の記事で特集しています。

Illustrator(イラストレーター)のブラシを使おう!【ブラシの種類一覧と作り方】 – freespace

イラストレーターを使う上でブラシツールは欠かせません。鉛筆ブラシ、筆ブラシ、散布…
officehojo.com

イラレの筆圧はブラシの種類ごとに設定する必要があるので、ブラシの種類を変えたらオプションメニューで再度設定することをお忘れなく。

ブラシや線の角を丸くする設定

鉛筆や木炭ブラシを使うときには、鋭角になっている角の部分もチェックしておきましょう。45度を超えると、不自然に尖ってしまうことがよくあるので、そんなときは線パネルで「角の形状」を「ラウンド結合」にし、角を自然に丸めておくと綺麗な仕上がりになります。(下の画像参照)

角の形状

角の形状についてはブラシの種類によっても変わるので、相性のいい結合方法を選択するように。

ブラシツールをアウトライン化する方法

ブラシで描いた線はアウトライン化してオブジェクトに変更することができます。アウトライン化したいイラストを選択し、メニュー「オブジェクト > アピアランスの分割」でオブジェクトに変換です。

これで筆圧設定に依存することなく、固まったイラストにできます。(拡大縮小の時とかに便利ですね)

みなさんもXP-PEN(ペンタブ)を使ってブラシツールを楽しみましょう!