Googleのクローラーは、どのようにしてWebサイトの評価を決めているのか。それは「新しさ」「正確さ」「信頼度」「需要度」だというのは間違いありません。
世に言われている「更新を続けると検索順位が上がる」「リライトは大事」というSEO対策というのは、「記事の中身をグレードアップするための更新やリライト」のことであって、無闇にタイトルや内容を変更しただけでは順位は下がる一方です。
特に、もともと検索結果上位(具体的には1ページ目)に表示されている記事に関しては「触るな危険」状態なので、質を上げるつもりじゃないリライトに関しては控えるように気をつけましょう。
目次
検索順位が下がる理由「頻繁な更新」と「頻繁なリライト」
タイトルと文章の変更により、どのように順位が変動するのか。私のブログ記事で一つ、実験をしてみました。
対象にした記事は、もともと1位をキープしていた後、徐々に2位へ下がり始めていた記事です。ここから更新やリライトにより1位に返り咲くのか、はたまた下へ転落するのか、これを実験しました。
まず一つ目、タイトル(h1とh2)を修正してみました。結果は、3位に転落。
次に、記事の内容を充実させるため、大幅な内容変更を行いました。結果は、変化なしの3位。
さらに、3週間という短期間で、頻繁にタイトルと内容の更新を加えました。結果は、4位に転落。
現在は5位まで落ち、最後に新しい内容を追加し、放置中。結果は1ヶ月後を見ることにします。
この結果から、意味のない(目新しい情報や有益なグレードアップに繋がらない)頻繁なリライトと更新というのは、Googleからの評価を下げるという結論になりました。
リライトと更新で検索順位が落ちる理由の考察結果
では、なぜ頻繁に更新を繰り返したりリライトを加えると順位が下がるのか。おそらく理由は「信頼性の欠如」と「今まで信頼されていた記事との照合性が低くなった」ことによる下げ評価です。例えば書いている内容がほぼ同じだとして、無駄に更新が多い場合には「作為的な行動とみなされ、警戒」されるようです。
キーワードを無駄に並べたり、不自然な文面になっている場合には特にこの傾向が強くなるようで、「妙な動きをしている=悪質なサイト」と判断されればドメイン自体も打撃を受ける可能性があり、非常に危ない。
とにかく「SEO対策」というのは、記事を公開する前に行い、公開後はなるべく変更を加えず様子を見る、これに尽きます。
更新頻度は1ヶ月に1度以下がベスト?
更新する必要のないサイト=完成度が高いサイト。もし誤字脱字があったとしても、その都度で修正するよりも、まとめて一気に修正した方がダメージが少ないようです。ペースとしては1ヶ月か2ヶ月に1回、他のページも含めてまとめてテコ入れをする。修正&更新をした後はとにかく触らずに様子を見て、データを収集する。
特に気を付けたいのは、検索結果の1ページ目に表示されているページの更新。検索上位に表示されている記事というのはGoogleからの評価が高い証拠でもあるので、ここからタイトル変更や中途半端なリライトを繰り返すと不審に思われ、一気に順位が落ちる可能性があります。
例外として、イマイチ検索順位が上がってこないページに関しては、思い切ってリライト&変更した方がいいと思います。例えば10位以下なら「何かが足りない」、20位以下なら「有益性が低い」、50位以下ならほぼ発見されていないので、「キーワード(タイトル)の選び方が間違えてる」などの読み取りができそうです。
これらの記事も、更新後には必ず「様子見の時期」を設け、どのような動きをするのか見た方がいいです。
順位が下がった記事に「インデックス登録」は有効か?
Googleサーチコンソールでは、記事の更新をすぐにクローラーへ知らせるための「URLのインデックス登録」ができます。(URL検査の項目)
例えば更新した直後に順位が急に落ちた場合は、インデックス登録をリクエストすると元に戻ることもあるようですが、徐々に落ち始めた場合には有効なのでしょうか?こちらも一度実験してみたいと思います。結果は後ほど。
2020年のSEO対策は「コンテンツの充実」1本でOK
SEO対策に時間をかけず、面白く価値のあるコンテンツを生み出す努力をしましょう。ポイントは「わかりやすいデザイン」「シンプルな構造」「内容の充実」「独自性の面白さ」ですかね。
よし、頑張ろう!