Adobeクリエイティブクラウド活用法【クラウドドキュメントとクラウドライブラリ】

アプリケーション

Adobe Creative Cloud(クリエイティブクラウド:通称CC)のクラウドワークがちょっと複雑化してきたので、この機会に情報をまとめてみました。

クリエイティブクラウドとは?【Adobe Creative Cloud】

そもそもクリエイティブクラウドって何?ってことなんですが、平たくいえば「Adobeのオンラインストレージ」と言って良いと思います。この自分専用のストレージの中に、アプリや素材、データ、フォントなどを集め、どこからでもアクセスできるようにする、そんなイメージです。

今のクリエイティブクラウドで出来ることは「全てのアプリケーションが使える」「クラウドストレージが100GB使える」「ポートフォリオサイトに作品を投稿できる」「Adobeフォントが使える」「クラウドドキュメントを保存&共有できる」「ライブラリを共有できる」という感じでしょうか。

自分のアドビアカウントの中にクリエイティブクラウドという部屋があって、その中にアプリやファイル、ライブラリを保存&管理でき、共有もできる。これがクリエイティブクラウドの中身です。

CCライブラリについて【デザイン素材の共有ができる】

「ライブラリ」というのは、AdobeCCのアプリで作ったデザイン素材を、一つのグループフォルダに登録し、まとめた共有フォルダのようなものです。

例えば、Illustratorで作ったデザインの中で、使い回すことが確実なロゴ、カラー、フォント、デザイン素材などをライブラリに登録することで、他のデバイスでアクセスできたり、PhotoshopやXDなどの他アプリで呼び出すことができるようになります。

今までは、メールやサーバーなどを介してデータを共有することが多かったと思いますが、Adobe製品同士なら「ライブラリ」を作って共有するだけで、簡単に誰でもライブラリにアクセスすることができるようになります。ライブラリの共有は、相手のメールアドレスを登録して招待すればOK。編集や閲覧の権限も設定できます。

今後はUSBを忘れてデータが取り出せないなんてこともなくなります。

クラウドドキュメントについて【共有ドキュメント】

最近登場した「クラウドドキュメント」は、アプリから直接クラウドに保存できる新しい機能です。今までストレージとして使っていた「クリエイティブクラウドファイル」と何が違うのか。おそらく、フォルダ単位でアップロードが出来るか否か。

XDやFresco、Dimension、Photoshopなど、単体ドキュメントで作品が成立するものはクラウドドキュメントで保存できますが、Illustratorの場合のみ、リンク配置している画像データが保存できない(リンクが切れる)みたいなので、イラレではあまり使い勝手がよくないです。

ストレージとして利用する場合には、今まで通りローカルのFinderから「Creative Cloud Files」に入り、ドラッグ&ドロップでアップするしかないみたいなんですよね。

ただ、昔のようにタイムラグや更新エラーが起きないので、連携はかなりグレードアップしています。ネットにつながっていれば、常に更新されます。

クリエイティブクラウドのデスクトップアプリについて

クリエイティブクラウドのストレージやクラウドドキュメントへのアクセスは、クリエイティブクラウドのデスクトップアプリからできますが、なぜか「Creative Cloud Files」へのアクセスはWeb版からしかアクセスできません。

ライブラリやクラウドドキュメント、フォントの管理はデスクトップアプリからできます。このあたりも統一して欲しいところではあります。

昔は起動するだけでも激重だったデスクトップアプリですが、今はスムーズに起動します。とりあえずインストールしておいて損はないですよ。

ひとまず、現状のAdobeクリエイティブクラウドについてまとめてみました。また何か発見があれば更新します。