
みなさんこんにちは。檸檬書房(れもんしょぼう)です。
前回はTwitterでよく使われる用語や使用目的の例についてお話ししました。
その際にも少し記述しましたが、今回はTwitterを含むSNS使用する際に気を付けるべき危険についてお話しします。
個人情報漏洩
中高生がSNSを利用し始めた辺りから『自分のアカウントは自分に見せたい人(フォロワー)にしかプロフィールや投稿が見えない』という間違った認識が広まり始め、堂々と個人が特定されてしまう投稿が激増しました。
本名や住所、学校関係情報がプロフィールに記載されている、制服と顔が映った本人の写真を投稿するなどして家や学校、現在地を特定され誘拐やストーカー被害に遭うケースが出てきました。
確かにロック機能を使えば原則フォロワー以外に投稿を見られることはありませんが、インターネット上に『絶対』はありません。
自分の個人情報はしっかり自分で管理、保護してください。
特定班
SNSで投稿の内容や画像から投稿主の個人情報を特定するアカウントのこと。
事件解決に一役買った事例もありますが、害の無い一般人の個人情報をばら撒く悪質なアカウントも存在するので注意が必要です。
不適切な内容の投稿・閲覧
楽しい投稿や役立つ投稿が多数存在する中、人の悪口や公序良俗に反するツイートを平気で投稿するアカウントも存在します。
出来るだけ閲覧しないようにするのはもちろん、自分でも不適切なツイートを投稿しないよう注意が必要です。
炎上
SNSに投稿した内容が不特定多数に拡散され批判されること。
よかれと思って投稿した内容でも世間では批判されることがありますので、投稿内容はしっかり精査しましょう。
バカッター事件
上記の『炎上』について一時期テレビのニュースで取り上げられたほどに有名な事件。
『バカ』+『ツイッター』を掛け合わせ『バカッター』と呼ばれます。
コンビニや飲食店などのアルバイト店員が冷蔵庫に入る、厨房に寝そべる、食材を無下にするなどの行為を動画に撮りSNSに投稿したことにより大炎上し、アルバイト先の企業や店舗が謝罪文を発表したり最悪閉店に追い込まれるなどの大騒動に発展しました。
店主の泣き寝入りが騒がれる中、大手寿司チェーン店『無添くら寿司』が関係者を書類送検したことを機に裁判を起こす企業も増え少しずつ事件は鎮火していきました。
画像の著作権・肖像権について
何気ない日常風景、旅行先の写真、面白い画像のスクリーンショットなど、SNSに上げたくなる画像ってたくさんありますよね。でもその画像、本当にそのまま上げて大丈夫ですか?
写真の場合は映り込んだ被写体以外の人物のプライバシーが守られるように顔にモザイクをかけるなどの加工が必要です。
イラストなど創作物の場合は製作者が掲げる注意事項をよく読み、掲載してはいけないところには掲載しない、自分で作成したものでなければ絶対に自作発言をしないなど、細かなルールにしっかり従うことが大事です。
上記のことを怠った場合、当人同士のトラブルや企業からの賠償請求が発生するなど法に触れる事例も発生しているので必ず確認するようにしてください。
マンホール
写真を撮る際に意外と気を付けないといけないもの。
地域によって柄が違うので場所の特定に使用されることも多く、拡大して何となく形が見える大きさで映り込んでいる場合には注意が必要です。
SNS上でのイラストの依頼
イラストレーターさんがSNSのアイコンやヘッダーを描いてくれることがあります。絵が描けないけど自分好みのアイコンにしたい!と思っている人たちにとってはとてもありがたいですよね。
イラストの依頼は有償の場合と無償の場合があり、依頼のやり取りをする中で額面が決まることもあります。
お客様は神様ではありません。依頼先のイラストレーターさんとしっかり話をしてしかるべき報酬と交換してイラストをいただくようにしましょう。
リプライやコメントによる誹謗中傷
目の前に人間がいない状態で会話をするため、相手の表情や反応が見えないという点で面と向かって話すよりも思ったことを思ったままの口調で表現してしまいがちです。
しかしSNSを使っているのは人間です。面と向かって話すのと同じように話す内容や言葉遣いに気を付ける必要があります。
ダイレクトメッセージから事件に発展する例
ダイレクトメッセージはアカウントが1対1でチャット出来る場です。他のアカウントから見られないので2人での会話を楽しむことが出来ます。
しかし、他から見えない場所だからこそトラブルが発生する事案があります。知らない人とDMをする際は相手の出方を窺いつつしっかり自衛しましょう。
自殺教唆
一時期テレビでも報道された事件。
犯人はTwitterのDMを使って被害者に集団自殺を持ちかけ、一緒に自殺するように見せかけて持ち掛けた相手だけが自殺するパターンを何回も繰り返したとされています。
普段からネガティブな投稿をしている人を標的にするので狙われないようにするには普段から投稿内容には気を付けるようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
周りは何も考えないで投稿している様に見えるかもしれませんが、本当に何も考えないのはトラブルの元になりますので法律やルール、マナーを守ってよいSNSライフを送ってください。